外壁塗装でお客様からよく聞かれる質問
- 壁に生えたカビや苔はどう処理すればいいのですか?
- そのまま放置するとカビはどんどん広がりますので、殺カビ効果のある薬品を用いたカビの除去をお奨めいたします。
除去処理をし、十分な水洗後、防カビ塗料を塗装すると良いでしょう。防カビ塗料はカビの繁殖を防ぐ効果がありますが、「殺カビ」機能はもっていないので、塗装前のカビの除去がポイントとなります。 - 外壁に長いひびが入っていますが、これは何ですか?
- これはクラックと呼ばれる現象です。
下塗り塗膜または素地に達している深いひび割れをクラック、塗膜表面の浅い細かいひび割れをヘヤークラックといいます。
ひどい場合は家の内部から腐ってしまうこともあるので、早めの塗り替えが必要です。すぐに塗り替えが必要かどうかはひび割れの大きさにもよります。
- 壁をさわると白い粉がつきますが、これは何ですか?
- これはチョーキング(白亜化)と呼ばれる現象です。熱、紫外線、風、雨などによって塗膜の性能が落ち、塗装の表面がだんだんと粉状に消耗していく現象です。水をはじく性能が落ちている証拠なので、塗り替えが必要な時期であることがわかります。
- 地震などで亀裂の入りにくい塗装はありますか?
- 弾性機能のある塗料を使用すれば、よほどの大きな地震でないかぎり、亀裂の入りにくい塗装をする事が可能です。
弾力があることで、下地のモルタルや壁の動きに塗膜がついていけるからです。また、塗料の素材が同じ樹脂のものでも、弾性があるか無いかは商品によって違いますので、ご注意下さい。 - なぜ、上塗り材と下塗り材を重ね塗りするのですか?
- 下塗り材は、現在塗ってある塗膜やコンクリートの下地を補強する役割に加え、上塗り材と下地をつける接着剤のような役割を担っています。上塗り材は下地を紫外線、水などから守る役割はもちろん、色や模様などのデザイン性を出す役割も担っています。下塗り材と上塗り材はそれぞれ役割がちがうので、重ね塗りをする必要があるのです。
- 「シーラーで下塗りする」と言われましたが、必要ですか?
- シーラーとは”覆い隠す”という意味で、塗装の際は必要になります。役割は、アルカリ押さえ効果・吸込み止め効果・密着性の向上があります。
- 防水性の高まる塗装はできますか?藻やカビの付着しにくい塗装はできますか?
- もちろん可能です。防水性能を重視した塗料や藻やカビを防ぐ塗料など様々あります。現在主流の外壁塗装はシリコン系の高耐久・多機能単層弾性型塗料です。従来の単層弾性型塗料とは違い、日当たりが悪く湿気の多い北側の外壁でも藻やカビの付着を防ぎます。
- 塗料は厚いほど良いのでしょうか?
- 一回に塗る量や厚さは、塗料の種類によって決められています。一度に厚く塗りすぎると、乾燥不良やダレがおきたり、つやが不均一になったりします。
- 新築直後の塗り直しは可能ですか?
- 分譲住宅など、外壁の色を変更したい場合ですが、外壁に塗装された塗料の種類によっては再度上塗りができないものもありますが、ほとんどの場合、色を変える事は可能です。
- 吹付けとローラーではどちらが良いのですか?
どちらが良いとは一概に言えません。
両者とも塗膜の性能に大差はありませんが、施工時、仕上げの種類に一長一短があります。吹付けは施工の早さが長所ですが、塗料の飛散がありますので、充分な養生を必要とします。ローラー工法は飛散が少ないのが長所です。また、吹付け工法は玉吹き、リシン模様、スタッコ模様、石目調など模様が豊富に塗装できます。ローラー工法でも模様塗りはできますが、吹き付けの多用さにはかないません。しかし、吹付けの場合でも下地の模様に影響されるケースもあります。
- 外壁のタイル部分は塗装できますか?
- タイルの塗装は可能です。まずタイル洗浄剤などで汚れ、セメントのアク(エフロ)を洗いおとします。タイルを活かした仕様と、埋めてしまう方法とありますので、好みによって選択可能です。また、ブリック調の一枚貼りタイルはクリア塗装を行うだけでも高級感が増し、耐久性も向上します。
- 水性塗料は溶剤型塗料に比べて性能が落ちるのでしょうか?
- 「水性は雨に弱いし塗ってもすぐダメになる」というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、塗ったあと乾いてしまえば、しっかりと雨などからお客様の住まいを守りますのでご安心下さい。においや人体への影響、環境への影響を考えると、むしろ水性塗料の方が優れていると言えます。
- シーラー塗装後、雨が降りました。最初から塗り直しが必要ですか?
シーラーを塗って3時間経っていれば雨水の影響を受けにくく、シーラーの付着力はなくなることはありません。
ただ、雨によりゴミなどが付いた時は付着物を拭き取って上塗りを塗装していきます。あまりにも汚れ過ぎている場合には汚れを除去して再度シーラーを塗ってから上塗りで仕上げていきます。
汚れがついていなければ、数日おいてから上塗りをかけてもシーラーの付着性がなくなることはありません。- 劣化が激しい場合の塗装はどのようにすればいいのですか?
- どんな高級な塗料を塗装しても、劣悪な下地の上では、キレイに仕上がらないばかりか、剥がれやふくれなどを発生させる事もあります。旧塗膜の浮き、脆弱など密着不良が考えられる箇所やサビ部については、皮スキ、ワイヤーブラシ、サンダーなどのケレン工具にて除去し、これにより発生した段差はセメントフィラー等を塗装したり、ペーパーをかけたりして面調整を行います。
屋根塗装でお客様からよく聞かれる質問
- 太陽光の反射、塗装で解消できますか?
- 塗装で考えた場合、光の反射を和らげるならば艶有り塗装ではなく艶消し(マット)タイプの塗料をおすすめします。また、色はグレーや濃紺、黒がおすすめです。
- 屋根材にはどのような種類がありますか?
- 大別して3種類あります。
1)瓦・・・・・・・・粘土を整形して焼いたもの。耐火・防水・断熱・遮音性に優れ耐久性が高く、塗替えの必要がほとんどありません。
重量があり衝撃に弱い欠点がありますが、地震に強い防災瓦も登場しています。
2)スレート・・・セメントや繊維などが原料の薄い板状の屋根材。
軽量で施工が容易、耐久性があり安価、色数豊富なため、最も人気があります。
3)金属板・・・・鋼板、銅板、アルミニウム板、ステンレス板などがあります。軽量で加工しやすく施工性が良いですが、素材によっては錆びやすい欠点があるため、表面に塩ビ塗料などを焼き付けて錆を防いだ屋根材が普及しています。
施工期間中に気になることについての質問
- 工程表の通りに工事が進まないことはありますか?
- お客様への納期を守れるよう計画的に工事を進めることを心がけておりますが、悪天候などによって作業が遅れてしまうことが無いとは言い切れません。お客様をお待たせする訳にはいかないことは十分承知しておりますが、お客様に納得していただける、喜んでいただける最高の仕上がりで提供することが最も大切であることをご理解していただければ幸いです。
- 塗装工事中に職人さんのトイレやお茶などはどうすればよいですか?
- 工事中のトイレなどはお借りできれば大変ありがたいですが、難しい場合はお断りいただいても構いません。お茶などのお気遣いは必要ありません。いただかなかったからといって工事が雑になることも態度が悪くなることもありません。また、職人が休憩時間を取っている時でも現場には危険な物もありますので、作業期間中は安全のためにも、極力現場に立ち入らないようお願いします。
- 塗装工事中のにおいが心配です。
- 最近主流の水性塗料ならにおいの心配はございませんが、鉄部等のペンキや室内でも重ね塗りなどの工事内容によっては油性を使用するケースがありますので、多少のにおいが発生する場合があります。
- 仕事や用事で塗装工事中に家に居なくても大丈夫ですか?
- しっかりと戸締りをしていただければ遠慮なく外出していただいて構いません。また、室内塗装の場合は必ず貴重品を持って外出していただければ、弊社の現場監督が責任を持って留守番をさせて頂きますので、お気軽にご相談下さい。
- 近隣の車などに塗料が飛び散ったりしませんか?
- 車についた塗料を取り除くのは難しいので、1台ずつていねいにビニール養生をしてから塗装を開始しますので、ご安心ください。お出かけの際は職人が養生シートを取り外しますので車の使用もできます。また、工事保険に加入しておりますので万が一の場合も大丈夫です。
見積りなどについての質問
- 値引きはどれくらいしてもらえるのですか?
- 私たちは、予め値引きをすることを前提とした高めの価格で見積もりをすることはありません。端数値引きや若干のサービス工事等の対応はさせていただいておりますが、基本的には値引きはせず仕事内容で勝負しております。
- 相見積りをしていくつかの会社を比べたいのですが?
- 使う材料や施工の方法によって料金はバラバラなので、必ず同じ条件で比較する必要があります。お客様にとっては「この見積り金額でいいのかどうか」を判断するための良い材料になりますが、悪徳業者にとっては「他の会社より値段を下げさえすれば契約が取れるだろう」という交渉材料でもあります。無理な値下げをした分、見えないところで材料費や人件費をごまかして帳尻を合わせることもあるため、最初からあまりに安すぎる見積りを提出したり、大幅に値引きをするような業者には気をつけましょう。
- 外壁のことで相談したいのですが、その後のしつこい営業はありませんか?
- 私たちはしつこい営業は絶対に致しません。お見積りをお出しする場合、お客様の住まいの状況を実際に見て確認させていただいております。そうしないと正確な金額を出すのは難しく、よいプランを提案することもできないからですが、お見積り後に断っていただいてもまったく問題ありません。安心してお気軽にご相談ください。
- 塗装工事の契約後に追加の料金を請求される事はありますか?
- 後から下地の調整費用が余分にかかったとか、工事中に勝手に仕様を変更されて金額を追加で取られたなどというクレームがあるようですが、当社ではそのような事は絶対にありませんのでご安心ください。
- 築年数が経っている住宅ほど、費用も高くなるのでしょうか?
- 基本的にはそうなりますが、外壁塗装においてのポイントは築年数よりも現状の痛み具合を重視します。築年数が高い場合でも外壁の痛みが少ない場合は、それほど費用はかかりません。また、築年数が浅くてもクラックや、苔がひどい場合は費用が上がる要因となります。
その他の質問
- ☆マークって何ですか?
- 2003年7月に建築基準法が改正されました。主な改正内容はシックハウス対策としてクロルピリホス(防蟻剤)の使用禁止とホルムアルデヒドの放散量の規制です。このホルムアルデヒドの放散量を表すのが「☆マーク」であり、居室で使用する場合に表示が必要になりました。
- シックハウスに対応した塗装とは?
- 「F☆☆☆☆」表示のある塗料になります。
内装なら、低VOC(揮発性有機溶剤1パーセント以下)の塗料を使用し、外部での塗装でも、「F☆☆☆☆」表示の水性仕様がお奨めです。 - VOC(Volatile Organic Compound)とは?
- 日本語に置き換えると、揮発性有機化合物のことです。塗料では溶剤、添加剤の一部にVOCを含んでいます。内装用塗料で、最近量規制が厳しくなっているVOCは、トルエン・キシレンという名前の有害化学物質です。これらは、シンナーに多く含まれています。
- 手摺りや門扉などの鉄部の錆がひどいのですが。
ペーパー等でサビを除去した後、変性エポキシサビ止め塗料を塗装します。鉄部の塗装では、錆落としの出来で「もち」に大きな差がでてきます。錆落としを充分にすることで高級な錆止めの力を発揮出来ます。
- 『シーラー』と『フィラー』の違いを教えて下さい。
- 『シーラー』とは、上塗り塗料(もしくは中塗り塗料)と下地の密着力の向上をはじめ、吸い込みムラの防止、下地補強など、上塗り塗膜性能を十分に発揮するために使われる下塗り材です。塗料性状としては、透明もしくは半透明で、粘度の低い液体がほとんどです。
『フィラー』とは「目止め」の意味をもち、下地のデコボコを平滑にする、いわゆる下地調整材です。顔料や骨材、セメントなどの無機成分を多く含むため、高粘度の性状をしています。最近は、シーラー機能を兼ね備えたフィラーも多く販売されています。 - 遮熱塗料のガイナの助成金について教えて下さい。
- ガイナで塗装工事を行う場合、助成金を活用することが出来ます。
※助成金の限度額は、各区で違いますので下記をご参照ください。
自治体 助成対象工事 助成金額算出方法 限度額 墨田区 遮熱・断熱塗装 設置費用に要する経費の20% 100万円 荒川区 遮熱塗装 2000円/uと塗装面積を乗じた額と
工事費用1//2のうち小さい額港区 遮熱塗装 助成対象費の総額の1/2相当額 150万円 北区 遮熱塗装 1000円/u 10万円 千代田区 遮熱塗装 4500円/uと塗装面積を乗じた額と
施工費1//2のうち小さい額30万円
※制度は変更・廃止される場合がございます。